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オランダのデザイン事務所「Pastoe」の棚は壁を彩ることができるものとなっている。「BOXES」という名前の通り、棚となるのは1つの箱。棚は壁に取り付けることができ、様々なものを収納することができる。この棚の特徴となるのは種類の豊富さ。例えば色のバリエーションは60色以上もある。また形も正方形から長方形など数種類が用意されている。そのため好きな色や形を使って壁を彩るように棚を作ることができる。部屋に個性を生み出すには最適な棚だろう。
日本のデザイナー、江口海里のデザインしたのは「擬態する棚」。これを使えば、空間に馴染む棚を作ることができる。棚を構成するのは棚板と金具。棚板は自由に変えることができ、空間にあった板を選択して組み替えることができる。棚板として用意されているのは、木の板、種類の違う木材を使った模様のある板、そしてガラスの板など。また棚板に金具を足せば、棚を高くすることもできる。棚板や金具を好きなように組み立てれば、自分だけのオリジナルの棚を作ることができるだろう。
ドイツのデザインブランド「Hermann + Hermann」が作り出したのは印象的な形の棚。それはXの形に棚板が組み合わされている。金具を使わず板を噛み合わせるだけで棚を作ることができ、組み立てはとても簡単。棚板の数を調節すれば、好きな大きさにすることができる。普通であれば、本棚を置くと壁が埋まってしまい、空間をすっきり見せることができなくなってしまう。だがこの棚であれば、大きさを調節することができ、空間を上手く見せることができるはずだ。
オーストリアのウィーンに拠点を構えるKlemens Schillingerがデザインした棚も組み立てが簡単なものとなっている。棚を構成するのは金属の棚板と木の角材の2つパーツのみ。角材に入れられた切込みに棚板を固定するだけで組み立てることができる。またパーツの組み合わせ方次第で大きさも変えることができる。そのため空間に合った棚を気軽に作ることができるだろう。もちろん引っ越しなどで部屋が変わっても、空間に応じて変形することができる。長く使っていくには、お勧めの棚だ。
最後に紹介したいのは、ドイツのデザイン事務所「linea1- Impressum」。こちらの棚は他のものに比べると、個性の無さこそが個性となっている。棚となるのは白い金属の箱。その存在を主張するものは無く、白い壁に取り付ければ、どこにあるか見えなくなってしまうほど。この棚も壁の好きな場所に取り付けることができるようになっている。棚自体は壁に溶け込むため、本の背表紙で壁を彩ることになるだろう。
https://www.homify.jp/projects/25059/linea1-buch-und-dvd-regal
