ハンギングチェアをご存知ですか?文字通り、吊り下げられた椅子なのですが、形状によってはハンモックのように使用することができるものもあるようです。ハンモックやハンギングチェアには脳をリラックスさせる効果があると言われているため、ストレスフルな生活を送っている人のご自宅にぜひ取り入れていただきたい家具のひとつ。天井から吊るすものがよく知られているため、賃貸では難しいとお考えの方も多いかもしれませんが、コンパクトな自立型も出回っています。今日はそんなハンギングチェアをいろいろご紹介します。
最初にご紹介するこちらのものは、籐のかごでできたタイプ。天井から鎖で吊るしてあります。柔らかな曲線を持つ籠にはクッションを敷いてあるため、ここに座ると卵の中にいるかのような感覚が味わえそうです。籠という形状ゆえに、通気もよく、また外からの光をほどよく遮ってくれるため、日差しの強い日中でも向きを変えると過ごしやすくなりそうですね。天然素材の優しい色合いが、こちらのナチュラルでオリジナリティあふれるリビングにしっくりと馴染んでいます。
こちらも天井から鎖で吊るすタイプのものですが、椅子の部分が透明のカプセルでできています。色の濃い木の床材に白と淡い水色でコーディネートされた空間に、スケルトンの家具は、個性的でありながらも空間の統一感を損なうことがありません。カプセルの中に敷かれた赤いクッションが、お部屋に華やかさを加えてくれていますね。ダイニングキッチンの横に位置しているため、キッチンからも様子が伺いやすそうです。
ハンモックもハンギングチェアも、使われている素材や生地によって、座った感覚が異なります。日本の暑い夏を考えると、通気性がよい布製を選ぶと、肌にぺたぺたとくっつくことがなくて、長時間座っていても居心地がよさそうです。こちらのものはメッシュに近い素材で、体をしっかりと包み込んでくれそうですね。シンプルでモノトーンのインテリアの中で、カラフルな色の生地がすてきなアクセントになっています。
ハンギングチェアといってもこちらはかなりの変わり種。ロンドンのデザイナー・Duffy Londonの手によるSwing Tableという製品です。実際のところ、テーブルは固定されているため、揺れるのは椅子と座っている人なのですが、こんなテーブルを囲んで会議をしたら、とても奇抜でオリジナリティあふれるアイデアがたくさん飛び出しそうですよね。大人も童心に帰れそう。サイズは4人から12人まで座れるものまで幅広く選べるそうです。
ハンギングチェアは天井から吊るさなければならないから、と断念されている方にぜひご検討いただきたいのが自立式のもの。物によってはフレームがとても大きなものもありますが、こちらのものはかなりシンプルで小ぢんまりとしています。座るところはまるで大きな鉢のような形状で、横向きに入ると桶の中にすっぽりと包み込まれるような形に。普通に座るとお尻が沈み込むような傾斜がついていて、ゆったりとくつろげそうですね。
ハンギングチェアやハンモックの優しい揺れは、深いリラックスへいざなってくれるということは、最初にお話ししましたが、子どもの発達にもとてもよい効果をもたらすと言われています。揺れ動く度に、全身でバランスを取ろうとするため、体幹が鍛えられ、さらに五感の土台となる根本感覚が育つのだとか。小さいころから養っておきたいことが、揺られることから身に着けられるのはいいですね。子ども部屋にひとつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
【ハンギングチェアについては、こちらの記事でも紹介しています】
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