テラスをミニマルに、大胆に取り入れよう

Aya F. Aya F.
水無瀬の家 house in MINASE, プラスアトリエ一級建築士事務所 プラスアトリエ一級建築士事務所 Moderner Balkon, Veranda & Terrasse Holz Holznachbildung
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テラスのある家って、ただその言葉だけでも素敵な家に違いない!と思えてきませんか?!リビングなどからフラットに、靴を履かずに外に出られてくつろげるその庭空間は、第二のリビング、ダイニングとして普通の庭よりもずっとポテンシャルの高いものであるように思います。今日はそんな素敵なテラスのある家の魅力に迫ります。家とウッドデッキとの位置関係や、外と内との関係性についても考えていきましょう。

テラスをプライベート空間に

テラスは屋外でありながらも、屋内の延長として使える素敵スペース。こちらのお宅のテラスは、隣り合う敷地の壁に囲まれたプライベート空間となっているため、子供を遊ばせるのにも安心なスペース。キッチンからもフラットにつながるため、外でバーベキューなどをする場合にもとても便利そうですね。一部に段差を付けることで、大人数で集まるときにも椅子がわりにもなりそう。気候の良いときには大活躍しそうなスペースです。

ミニマルな箱庭的空間

テラスといっても必ずしも広いスペースがあるものとは限りません。こちらのお宅は住宅密集地に建つ物件。通りに面した玄関から一歩入ると、そこには中庭と二つ目の玄関が。小ぢんまりとした箱庭的な空間にL字型にウッドデッキが配されています。リビングから見ると、遠くが見渡せるわけではないのですが、そこにある大きな木が、優しい葉音を立てて、時に室内に影を落としてくれます。玄関側には段がついているため、ちょっと人が集まっておしゃべりするのにも居心地の良さそうな空間ですね。

日よけに帆布を使うとフレキシブルでおしゃれ

かわってこちらはポルトガルのお宅にあるテラス。白い壁に斜め格子のコントラストがやさしい空間です。ハンモックがあり、クッションソファがあり、のんびりとした時間を過ごすのにはとても気持ちよさそう。壁と二階のバルコニーに帆布を渡すことで、シンプルに日差しをよけることができます。パラソルも素敵ですが、このような方法も見た目にとてもおしゃれですよね。帆布がはためく音もくつろぎタイムのごちそうになりそうです。

洋風の屋根付きテラスで雨の日も楽しむ

テラスの定義としては、建物の一階から突き出した部分で、屋根のないもの、ということだそうですが、洋風の住宅では屋根付きもテラスと呼ぶのだとか。こちらは栃木県の建築家・長谷川拓也建築デザインの手によるお宅。広々としたウッドデッキスペースは、屋根付きながらも天窓がついているため、とても開放的で、雨の日でも外の空間が楽しめるスペースとなっています。この空間を囲む部屋はガラス張りとなっているため、外と内とが気持ちよくつながっているように感じられそうです。

自然を独り占め!

家の立地によっては、テラスはそこから見える景色をすべて自分のものに感じさせてくれるようなポジションになります。こちらは熱海の別荘だそうで、建物から張り出すウッドデッキからは沈む夕日がわが物のように感じられる特等席と言えそうですね。ゆったりとデッキチェアに座り、物思いにふけるもよし、家族や友達と自然を感じながら楽しく語らうのもよし。ただそこにいるだけで最高の景色、素晴らしい開放感を感じられるなんて、何よりのストレス解消法になるのではないでしょうか。

第二のLD空間として

テラスのポジションによっては、濡れ縁的な役割にも中庭的なものにもなるもの。こちらのお宅では、建物に三方囲まれているため、プライベートな庭といった雰囲気に。キッチン、リビング。ダイニングとフラットにつながるこのウッドデッキは、中と同じくらいの広さがあるため、お天気の日には第二のリビング、ダイニングとして大活躍しそうですよね。また、大人数が集まる場合にも、建具を開け放つことで外と内との境界もなく使えそうです。

Photo: 野口修一

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