エコロジーに馴染む、プライバシーのある住宅

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おゆみ野の家 屋上緑化や軒の深いテラス、吹抜けなど自然と家族をつなぐ温かみのある家, アトリエ24一級建築士事務所 アトリエ24一級建築士事務所 Moderner Balkon, Veranda & Terrasse
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近年、地球のために環境を配慮した製品をと、積極的に取り組む分野が増えてきています。それは車、家電に家具や日用品まで。そう、家も例外ではありませんよね。環境省によれば、住宅にも「エコハウス」と呼ばれるような、地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて自然エネルギーが最大限に活かされることなど、その土地に見合った環境に配慮できるような家づくりが求められているようですね。今回ご紹介するのは、千葉県のとある分譲住宅地に建つ住宅です。そこで、アトリエ24一級建築士事務所の提案する本住宅は、屋上緑化に開口を機能的に設け効率的な通風と日の移ろいが感じられる十分な採光など、環境に配慮した住まいでした。そして何よりも部屋配置や構成によって家族のコミュニケーションが絶えない明るく快適な住宅です。

シンプルな外観とプラスα

本住宅の南側外観。シンプルな形状にザックリと開いた軒の深いテラス、屋上に見えるシルバーの勾配屋根が印象にプラスαとなって個性を生むファサードとなりました。一見、無機質の様な印象を受けますが、しっかりとプライバシーを守ってくれる本住宅の温かさがあります。

動植物の住処、屋上緑化

外観からも目を引いていた、本住宅の屋上。たっぷり開いた開口に、青々茂る芝生が気持ちいい屋上の緑です。ここにはバッタやコオロギ、小鳥も訪れるんだそう。住人に限らず、コンクリートに埋もれた住宅街では本住宅の屋上緑化は動植物にもありがたい場所なのかもしれません。丁度今の時期、日が暮れてもまだまだ蒸し暑い夜は心地よい風と虫の音が聞こえれば最高にリラックスできますよね。

高窓のある住空間

高窓を設けたことにより、明るく開放的な空間。ここに見える階段は屋上まで繋がり、屋上の芝生へと踏み入れる事が出来ます。なんだか秘密基地にでも上がるようなワクワクするようなアクセスです。外観からは伺えなかった内部の木仕上げはそのシンプルさとは反して木の温もりが溢れる気持ちの良い空間です。

窓から注ぐ採光と通風

日が差し込む高窓の採光。天井の木仕上げを照らす採光は時間を追うごとに伸びたり縮んだりして日の移ろいを教えてくれます。昔の日本の家は「住まいは夏を旨とすべし」という言葉に聞くように、夏の太陽熱を上手に受けて逃がすような住宅に重点を置かれてきました。これは冬には厚着をすればいかようにも暖がとれるという考えなんでしょうね。本住宅にもそんな概念を感じるかのように、住まうひとが自然の時間を読み取って冷暖房機に頼らない暮らしをしているんだそう。

テラスから望むリビング・ダイニング

テラスに立てば気持ちよく内部が見通せます。ガラスで覆う繋がりはリビングや吹き抜けなど一体化しながら奥行のある開放感を感じます。同階に子供室も配置されている事から、常に賑やかに、そして家族のコミュニケーションが絶えない場所になるはずです。間接照明やペンダントライトが暖かく優しく照らしてくれる住空間は、内に開きながら外には閉じたメリハリのある住まいとなりました。

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