〝素敵な部屋〟に住む人々の暮らし方

宮崎県の㈱ライフ建築設計事務所が手掛けたこちらの素敵なお部屋は、延床面積110.82㎡（33.52坪）の一軒家です。ご夫婦とお子様お一人の３人暮らしで、限られたスペースの中であっても音楽室までもが主役として設けられています。そして特徴的なのが、その唯一の個室空間とユーティリティー以外は間仕切りが全くなく、まるでNYのウェアハウスのようなオープンなデザイン。住まい人の好きなものだけを追求したシンプルであっても豊かな暮らしがそこにはあります。

日本人たるものたまには素敵な和室でゆっくりとしたひと時を過ごしたいものです… こちらは半地下にある書斎として利用されている一室。段差が生み出す適度なこもり感は、開放的なリビングの中にあっても何とも落ち着いたコーナーになっています。多くの素材や色が提案されたこの建物は、住まい人だけのオリジナルなプランを目指したオーダーメイドの家づくりが魅力です。

和室の部屋からもリビングを通して、素敵なガーデンを眺めることが出来ます。庭の景観の邪魔になるという理由で洗濯物などの物干しや、合わせて水周りも全て２階のバルコニーに集結されています。洗面室が1階にあるような一般的な間取りではない為、エントランスにはシンクを配置し手洗い場をキチンと確保しており、帰ってくるとすぐに手を洗えるようになっています。

こちらは田んぼに囲まれた敷地に建つ母屋に隣接した納屋のリノベーション案件。施主のDIYに関する意識の高さや近場にホームセンターがある事情が考慮され、敢えて表面的な内装は一切施されてません。扉を開ければ直ぐに、無垢材の魅力を肌で感じられる素敵なお部屋になっています。中心に螺旋階段が施され、すべてのお部屋は一間半のグリッドで構成されています。1階を農業用の倉庫とし、二階を子世帯の居住空間とし、将来の二世帯住宅をも見据えたゆとりのあるプランで構成されています。

建築家の長野聖二氏が手掛けた素敵な集合住宅です。人々が集まって住むことのメリットを最大限に引き出し、個々の充実した生活を実現する設計がなされています。打ち放しコンクリートのアパートメントは、並列した２棟の建物から構成されていて、半プライベートな中庭空間に面してエントランスが配置されております。更にこのゆったりとしたテラスが共有の場として設けられていることによって、隣人とのコミュニケーションが生まれ、また程よい距離感を保つ事が出来る点も魅力です。居住部分と一体化した特徴的でモダンな外観は街に彩を添えています。

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