今回ご紹介するのは、とんがり屋根が目印となっている三角地に建つお洒落な住宅です。三角地という変形敷地を上手に生かして、見る方向によって印象が変わるユニークな外観のモダンな住まいが実現しました。外観だけでなく内部も変化に富んでいて、住んでいるだけで楽しくなるような魅力的な家となっています。この住まいを手掛けたのは、埼玉県を拠点に活動する株式会社リオタデザインです。一体どんな住まいなのでしょうか?さっそく詳しく見ていきましょう!
とんがり屋根が目を引く住まいの外観です。敷地は木製の柵で囲われた部分を先端に、三角形をしています。住まいは、まずこの敷地の先端に面した窓からの眺めの良さを生かすようにプランニングされ、次に三角地に適した住まいの形や構造が考えられました。その結果、屋根や壁の角度に変化を持ったユニークなデザインに行きついたそうです。夕暮れの住まいの表情も美しいお洒落な住宅となっていますね。
こちらは、道路に面しているエントランス側の外観。シックな板金仕上げの外壁がモダンでエレガントな住まいの雰囲気を作り出しています。そして、エントランス部分やバルコニーがアクセントとなり、住まいの外観に更なる表情をつけています。とんがり屋根が強調された先ほどの外観とは全く違う印象を受ける、見る方向によって変化する不思議なデザインの住まいですね。
こちらは、ナチュラルを基調としたインテリアがさわやかな、ダイニングキッチンの様子です。天井や壁に角度が付き変則的な形をしていますが、広々として気持ちのいい空間となっています。たくさんの家具を置くのではなく、飾り棚や造り付けの机によってスペースを上手に節約したことも、空間を広く見せることにつながっているようです。ダイニングには、バルコニーに面した大開口から、キッチンには、さらにトップライトから明るい光が差し込みます。
ダイニングキッチンの奥にあるのがこのリビングスペースです。大きい窓からは遥か向こうの緑豊かな景色までもがのぞめ、開放感やリラックス感と同時に、住まいの奥行に視覚的な効果を生んでいます。そして、ここでは造り付けのテレビ台が、変則的な部屋の形に合わせて作られているのも大きなポイント。変形敷地の住まいや変則的な形の部屋では、通常の家具ではスペースに無駄が出来てしまうので、このように空間を生かして造り付け家具を利用する方がいいのかもしれませんね。
こちらは、寝室の窓から庭を見た様子です。小さくても、癒しスペースとなる庭が住まいにあるのとないのでは、暮らしの豊かさはだいぶ違ってきます。三角地であっても空間を上手に生かせば、庭でガーデニングを楽しむことも可能ですし、ウッドデッキでのんびりと庭を眺めながら、日向ぼっこをすることも出来ます。