浴室を上手く計画していくための重要ポイント

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Objekt 336: Traumhaftes Einfamilienhaus mit Panoramablick , meier architekten zürich meier architekten zürich Moderne Badezimmer
Loading admin actions …

浴室というのは、一日の疲れを癒してくれる家の中でも重要な場所であるため、そのデザインにこだわる方も多いはずです。しかし、やはり住まいの中でも特別な空間であるため、その計画においても気を付けることが他の部屋とは異なってきます。そこで今回は、浴室を上手く計画していくために重要となるポイントを紹介していきたいと思います。以下の点を押さえながら、毎日のお風呂を楽しめる空間にしていきましょう!

浴室に窓を設置する場合

浴室で一番気になるのがカビの発生であることから、お風呂場に窓を設置して換気を良くしようと考えている方も多いでしょう。このように、浴室の窓には換気の役割が必ず求められますが、採光や眺望といった他の部屋での窓に求められる役割ではあまり取り入れられないでしょう。しかし、窓から十分な光が取り込めれば、明るく清潔感のあるお風呂場にすることができますし、坪庭などを設ければ、プライバシーを確保しながら外の風景を優雅に楽しめる浴室にもすることができます。その際は、通常お風呂の窓は曇ることから、窓を開けて眺望を楽しむことになることを把握しながら計画していくといいでしょう。

▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の窓を紹介しています。◀

窓の写真ページ

開放的な浴室にする

他の部屋に比べると、浴室の広さにはあまりスペースを費やさない住まいも多いです。しかし、浴室で快適に過ごすには、圧迫感よりも開放感の感じられる空間にしていくことも大切になります。その方法としては、通常の部屋のように鏡を用いること、あるいはお風呂場の床や壁といった仕上げに光を反射するような光沢のある素材を用いることで、奥行きの感じられる開放的で気持ちのいい空間にすることができるでしょう。

お風呂場と洗面所の仕切り

お風呂場と洗面所の仕切りについて注目してみましょう。例えば、その2つの空間をガラスで仕切れば、視覚的に2つのスペースが1つの大きな部屋のように見えるため、広々とした開放的な浴室・洗面所とすることができます。また、扉については、万が一家族が浴室で倒れた際でも外側から開けやすいように引き戸や折れ戸としたり、入口に段差をなくすなど、浴室のバリアフリーのついても考えていきましょう。

【バリアフリーについては、こちらの記事でも紹介しています】

年配の方のための住まいに欠かせないバリアフリーデザインのポイント


子どもから年配まで使いやすいお風呂場

浴室は、家の中でも最も転倒などの危険性が高い場所の1つです。そうしたことからも、お風呂場の計画では子どもから年配まで安全に使えるような工夫を考えていくことも大切になります。床の素材は水に濡れても滑りにくいものを選んだり、立ち座りの動作を助けてくれる手すりを設けたり、浴槽の出入りが出来るだけ楽になるような浴槽の深さや縁の高さに調節するなど工夫をこらしてみてください。

暖かいお風呂場に

浴室あるいは洗面所が寒いと感じる方も多いと思いますが、そうした場所もリビングのように暖かくしていくこともきちんと考えていきましょう。それによって、特に冬場の入浴時に寒く感じないという快適性が向上するだけでなく、お風呂場や洗面所でのヒートショック対策にもつながります。そうした部屋の断熱性や気密性を高めると同時に、ヒーターなどを設置するなどの工夫を講じていきましょう。

手入れのしやすさ

カビの発生しやすいお風呂場を毎日快適に使っていくには、日頃の掃除などの手入れがしやすい浴室にしていくことも大切になります。壁や床などにカビが発生しにくい素材やつくりにしていくことはもちろんのこと、窓を設置して換気がしやすいような間取りにしたり、さらには浴室換気乾燥機を導入するなどメンテナンス性にも注目しながらお風呂場の計画を進めてみて下さい。

▶homifyで建築家を探してみませんか?無料で使える募集ページで見つけましょう!◀

理想の建築家を見つけるための建築家募集ページ

Benötigen Sie Hilfe mit einem Projekt?
Beschreiben Sie Ihr Projekt und wir finden den richtigen Experten für Sie!

Highlights aus unserem Magazin